■高蔵福徳神のこと |
大正元年(1912)開創、昭和31年(1956)復興
開創から約百年、復興からでも約50年経過する
県下でも高名な高蔵寺農協時代は霊場に予算も出され
札所では大根炊きを千食出したり、お汁粉を振る舞ったりと
1月7日の大祭には多くの人出があった。
当時は名古屋から特別列車が運行されたり、観光バスで巡られる方も
多く、相当なにぎわいだったのであろう
あまりの人出を嫌って後日ゆっくりと巡られた方もあったと聞く
だが、農協も平成4年(1992)JAとなり、JA尾張中央に合併されると
予算も出なくなり年々巡礼者も少なくなってきたらしい
普段はひっそりとしている札所も1月7日の大祭には多くの人出がある
七福神プラス「厄除け」「子安」「文殊」で十札所となる
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■案内パンフレット |


大福徳日として日付が入っているので、毎年作られている様子
「今年は裏に地図も入ったから」と教えてもらいましたが、略図でした…
どこの札所にも置いてある様子、皆さんこれを持って十徳神を巡ります
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■高蔵福徳神巡拝の歴史 |
明治45年(1912)旧正月7日の高蔵七福神が始まりとされ、
昭和14年(1939)まで続けられた。
その後、戦争で中止となり、昭和31年(1956)から
七福神として復活された。
昭和37年(1962)からは、旧JA高蔵寺が無料バスの運行
(平成15年まで)を開始し、参拝者の便をはかった。
昭和38年(1963)には三徳神が加わり、高蔵福徳神十ヶ寺
参拝として今日に至っている。
*現在は、有料(観光バス)のみ運行
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■バスも運行されている |
【高蔵福徳神大祭初詣で】
-観光バス(有料)のご案内-
■大福徳日 平成20年1月7日(月曜日)
■会 費 午前 2000円(予約制)
午後 1500円(予約制)
■出発時刻 午前 8時45分
午後 12時45分
(約2時間30分にて福徳神十ヶ寺をすべてご案内致します)
■集合場所 JA尾張中央高蔵寺支店
■申込先 東鉄観光 小牧支店(0568-78-6221)
*この案内は平成20年度ですが、
毎年行っていると思われるので、1月7日前に申込先に問い合わせて
みるとよいかもしれません。
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■所用時間と開始時間 |
■所用時間
私は2時間程度で巡ってきた。
以前、1度通常日に巡っているので安心して行けたが
初めての場合は2〜3時間程度と考えればいいと思います。
公式案内には観光バスで2時間半で案内すると書いてあります。
■開始時間
お寺さんをお手伝いされている方に「何時から始めたのか」と聞いたら、
8時半からだと教えてもらう
すると、最初のお寺は8時半から9時頃スタートし
満願するのは12時前後だと考えれば、ゆっくりと巡れる
バス案内には8時45分と12時45分に出発と書いてあり、
この時間から2時間は団体客が巡られると思う。
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■各寺院御利益と行事詳細【お接待については平成二十年】 |
■大黒天
松本 高福寺
「今年の願いは大黒様へ」
「お菓子の接待」
■恵比寿天
庄名 玉龍寺
「富と幸と福の神」
「生花展示・みかん・お菓子の接待」
■布袋神
白山 円福寺
「家内円満・繁栄の神」
「おでんの接待」
■毘沙門天
高蔵寺 高蔵寺
「智・仁・勇の福徳が授かります」
井戸のぞき・虫封じの霊験あり
「おしるこの接待」
■寿老人
気噴北 龍降寺
「長寿と福を授ける神」
「甘酒の接待」
■弁財天
出川 瑞法寺
「学芸・財福を授ける神」
「みかんの接待」
■福禄寿
玉野 太平寺
「長寿と福徳が授かる」
「みかんの接待」
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■厄除不動明王
外之原上 林昌寺
「災難を除き家内安全を守る」
「お菓子の接待」
■子安地蔵尊
大留下 常泉寺
「安産と子供の幸せが授かる」
「ぜんざいの接待」
■智慧文殊菩薩
気噴南 蓮蔵院
「智慧を預かり災厄疾病を祓う神」
「書道展示・鉛筆の接待」

【お接待いただきました】
甘酒とお汁粉もいだきました(^^ゞ
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■高蔵福徳神納経 |
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■納経 納経帳500円 各朱印300円
すでに寺名等は印刷してあり、御朱印を頂くだけだがお手伝いさんが
押してくれるので、お寺さんがするのとでは少し違う感じもした
書いてある1枚の納経書の方が真筆でいいと正直思えました。
ほとんどの方はスタンプ用紙を持って回っているので
納経する場合は「納経です」とちゃんと言わないと
スタンプと納経では、係の人が違うみたいです
【納経帳に記載されていました】
高蔵七福神縁起(たかくらしちふくじんえんぎ)
謹(つつし)んで惟(おもんみ)るに七福神霊天(しちふくじんれいてん)の大功徳(だいくどく)は広大無辺也(こうだいむへんなり)。
祈願(きがん)を籠(こ)むる時は、七難即滅七福即生(しちなんそくめつしちふくそくしょう)の霊験(れいけん)あること声(こえ)の響(ひびき)に応(おう)ずるが如(ごと)し。
恭(うやうや)しく経説(きょうせつ)を拳(あ)ぐれば、仏阿難(ほとけあなん)に告(つ)げ給(たま)はく福神(ふくじん)に奉仕(ほうし)するものは、無尽福(むじんふく)、愛敬福(あいきょうふく)、知恵福(ちえふく)、長命福(ちょうめいふく)、卷属福(けんぞくふく)、将軍福(しょうぐんふく)、善識福(ぜんしきふく)、を得(う)と疑(うたが)いあらんや。
茲(ここ)に千年吉祥(せんねんきっしょう)に因(ちな)み、高蔵七福神巡拝(だかくらしちふくじんじゅんぱい)の大善因縁(だいぜんいんねん)を開闢(かいびゃく)し、年々不退(ねんねんふたい)の行事(ぎょうじ)を修行(しゅうこう)し来(きた)れり。
信心(しんじん)の善男善女(ぜんなんぜんにょ)、宜(よろ)しく至誠祈願(しせいきがん)して大福徳(だいふくとく)を獲得(かくとく)せらる可(べ)し、敢(あ)えて勧進(かんじん)するものなり。
三徳神縁起(さんとくじんえんぎ)
謹(つつし)んで惟(おもんみ)るに、三徳(さんとく)の大功徳(だいくどく)は息災安穏(そくさいあんのん)にして、恩恵深(おんけいふか)く、祖国万歳(そこくばんざい)あって悪魔降伏(あくまこうふく)を祈願(きがん)するにしく代(かわ)りなし、仏舎利佛(ほとけしゃりほつ)に告(つ)げ給(たま)はく、徳神(とくじん)に奉仕(ほうし)するに知恵福(ちえふく)、安穏福(あんのんふく)、降魔福(ごうまふく)を得(う)と、信心(しんじん)の善男(ぜんなん)、善女(ぜんにょ)宜(よろ)しく至誠祈願(しせいきがん)して大福徳(だいふくとく)を獲得(かくとく)せられべし、敢(あえ)て勧進(かんじん)するものなり。
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