三十三観音ではなく、なぜ三十四観音なんだろう…。
しかも番外が2ヶ寺もある
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■札所を巡る |
三河霊場も各種あるが、西条吉良霊場は古い霊場になる
札所寺院にうかがうと、「吉良西國」とか「海岸弘法」などの碑はあるが
西条吉良の碑は見あたらない
しかし、本堂に入り観音像を拝む所に下記の様な御詠歌額が納められている
同じ方が1枚1枚納めていった御詠歌額でしょう
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こちらの木板は
「西条吉良三十四観音」と書かれ
平口 修法庵【修法寺】内に
かかっていた |
上記と同じ、平口町修法寺前の観音堂に案内板があり
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修法寺は、下矢田町養寿寺
の三世、智弘上人(室町
時代)の発願により
建立されたもので、
開祖は、恵験寺の受翁宗
伝と伝えられている。
宝暦二年(1752)に定めた
「西条吉良観世音菩薩巡礼」
第14番札所として、
民衆の信仰をあつめ
現在にいたる
また寺には、奈良時代前期
白鳳期(645〜710)の特色
をもった金銅仏で、
通称「白鳳観音」と呼ばれる
県内で最古の銅造菩薩
立像がある。 |
と、西条吉良霊場の事にふれている
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■現状 |
「観音堂」などのお堂は公民館であったり、教会になっている
普段は戸を閉ざしていて、講の方や地元の方が集まるときに戸は開けられると
思われる。
「観音の日」でもある18日に訪れるとチャンスは大きく開かれると思う
札所として1ヶ所、1ヶ所は地元の方が大切にされているのでいいと思うが
霊場としては機能しなくなっていると思われる
ただ、「西条吉良観音を巡っている」と言えば、温かく迎えてもらえる
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