■覚王山八十八ヶ所 |
■毎月21日に開催されます。
知立(ちりゅう)の弘法さんは旧暦の21日、覚王山は毎月21日
旧暦と新暦では数日の隔たりがあり、覚王山の方がわかりやすいのかなと
思います。
こと弘法さんの事に限っては、「今日は旧暦21日だから知立に行く」と言えば
弘法さんの事を意味しますが、「21日だから日泰寺に行く」と言えば
縁日(物品販売)と解釈される方が多いと思います。
覚王山に八十八ヶ所がある事を知ってる人も少なく、覚王山付近に
ザ・弘法ワールド(笑)が広がっている事を知っている人も少ないことでしょう。
■現状を考える
なぜ、これほど知名度が低いのかと考えると、普段は戸を閉められて
人気もなく看板も立っていません
ましてやBエリアなどはエリア自体に施錠してあって人が入れない様に
なっています
毎月、縁日は21日のお店の準備状況にもよりますが7〜8時くらいから
2時3時くらいまでは営業しています
しかし、八十八ヶ所のお堂は9時頃から、エリアによっては11時すぎには
堂主が帰ってしまって戸締まりまでされていかれます。
更に驚く様な話で、日曜や祝日が重ならないと堂主が忙しくて開堂しないのか
人が来ないからと戸が閉まったままのお堂もあります。
さすがにA・Bエリアなど日泰寺に近い場所では毎月ちゃんと開堂されています
つまり、立地条件がよく、人が多く集まるエリアでは、たくさんの参拝者がある
から開堂していて、日泰寺から遠いエリアでは21日でも開堂しないこともある
開堂したとしても実質3時間程度である
これでは八十八ヶ所まわろうにも開かないお堂もありますから
八十八ヶ所巡りも厳しいことです。
−−−−−−−−−−−−−−だんだんわかってきた事

▲上記は覚王山八十八ヶ所霊場の全体図
■21日は何曜日か?
これは特に重要なポイントで、毎月21日に開催されるのですが、最高に環境が整って
いると感じるのは、祝日で夏休みや春休み等学校の行事がない日とかです。
日曜でもいいと思ったのですが、F・E・D・C・Gの各エリアでも1寺くらいしか堂主は
いませんでした。
早く言えば、子供達が休みの時には特にFエリアの堂主が俄然増えるのです。
何曜日だろうと関係なく21日に元気がいいのはA・B・Gエリアくらいでしょう。
■エリア
何曜日かにも関係しますが、A・B・Gエリアは人がいつもぞろぞろ歩いている感じです。
しかし、平日の曜日になるとC・E・Dエリアには堂主が1人もいない現象が発生します。
日曜なら大丈夫だろうと思っていたら、それでも各エリアの中で1寺くらいでしょう。
毎月の事とは思いますが、通しで八十八ヶ所打つ人は数人くらいの規模だと感じます。
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【静けさを取り戻す B地区】 |
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【2時3時を過ぎると戸まで
しめられてしまいます】 |
■服装
霊場めぐりみたいに白装束と言う方はみえませんね
たまに1人か2人見かけるか見かけないかと言った感じです。
もちろん白衣着て、笠被って、金剛杖でもいいと思います。
が、、と言う感じで私がほとんど見かけないだけかもしれません。
多くの方は普段着で歩かれます。
■納経
納経してもらえるお堂は数カ所だと思った方がいいと思います。
納経してもらえるお堂では驚きの30円とか80円100円等の納経料です。
■お線香・灯明
線香立てがあるお堂が多いですから、お線香をあげるのもいいと思います。
ただ、あげておられる方も見かけないと思います。
■3月21日
弘法大師の御祥当命日を旧暦で行う場所が多いが、覚王山に至っては新暦の
3月21日となる
毎月は無理だが年に1回3月21日には、お接待を行ってお祭りをする堂主も多い
通常の21日に行っても開いていない御堂も開けられているとうれしく思う
ある堂主のお母さんと言うより、杖をついたお婆ちゃんに聞いた話だが、
「毎月は無理だけど、年に1回我が家の行事として受け継いでいってもらいたいので
今日は嫁と一緒に来ました。私も歳だから後何回来られるかわかりませんが
お参りくださってありがとうございます」と教えてもらいました。
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