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読経(どっきょう)
読経を始めるとき、例え暗記していても経本を持ちながら唱えます。
他の参拝者の邪魔にならないよう配慮して立ち、抑揚をなるべく
つけないようにして唱えます。




「まずは本堂」からお参りします

1.合掌礼拝(がっしょうれいはい)

胸の前で合掌し三礼し、
「うやうやしく み仏(ほとけ)を礼拝(れいはい)したてまつる」と唱えます


2.開経渇(かいぎょうげ)

*「仏様の教えに今ここで会うことができました」という意味があります。

「無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)
百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)」と唱えます


3.般若心経(はんにゃしんぎょう)

「仏説摩訶般若波羅多心経
ぶっせつまかはんにゃはらみたしんぎょう

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
かんじざいぼさ ぎょうじんはんにゃはらみたじ

照見五薩蘊皆空 度一切苦厄舎利子 色不異空 空不異色
しょうけんごうんかいくどいっさいくやくしゃりししきふいくう くうふいしき

色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是
しきそくぜくう くうそくぜしき じゅうそうぎょうしき やくぶにょぜ

舎利子 是諸法空想 不生不滅 不垢不浄
しゃりし ぜしょほうくうそう ふしょうふめつ ふくふじょう

不増不減 是故空中無色 無受相行識 無眼耳鼻舌身意
ふぞうふげん ぜこくうじゅうむしき むじゅそうぎょうしき むげんにびぜっしんに

無色聲香味觸法 無眼界 乃至無意識界 無無明
むしきしょうこうみそくほう むげんかい ないしむいしきかい むむみょう

亦無無明盡 乃至無老死 亦無老死盡 無苦集滅道
やくむむみょうじん ないしむろうし やくむろうしじん むくしゅうめつどう

無智亦無得 以無所得故 菩提薩捶 依般若波羅蜜多故
むちやくむとく いむしょとっこ ぼだいさった えはんにゃはらみたこ

心無馨礙 無馨礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
しんむけげ むけげこ むうくふ おんりいっさいてんどうむそう

究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多 故得阿耨多羅
くきょうねはん さんぜしょぶつ えはんにゃはらみた ことくあのくたら

三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神咒 是大明呪
さんみゃくさんぼだい こちはんにゃはらみた ぜだいじんしゅ ぜだいみょうしゅ

是無上咒 是無等等咒 能除一切苦 眞實不虚
ぜむじょうしゅ ぜむとうどうしゅ のうじょいっさいく しんじつふこ 

故説般若波羅蜜多咒
こせつはんにゃはらみたしゅ

即説咒曰 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
そくせっしゅわつ ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい

菩提娑婆賀 般若心経
ぼじそわか はんにゃしんぎょう」と唱えます


4.ご本尊の真言(しんごん)

 *寺によって違いますから事前に調べる必要があります。
   例えば薬師如来を本尊にしているお寺では
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」と3回唱えます

【十三仏御真言】お寺の本尊を調べ下記を3回唱えます
不動明王
のうまくさんまんだ ばざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや
うんたらた かんまん
釈迦如来
のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
文殊菩薩
おん あらはしゃのう
普賢菩薩
おん さんまや さとばん
地蔵菩薩
おん かかか びさんまえい そわか
弥勒菩薩
おん ばいたれいや そわか
薬師如来
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
観世音菩薩
おん あろりきゃ そわか
勢至菩薩
おん さん ざん さく そわか
阿弥陀如来
おん あみりた ていぜい からうん
阿しゅく如来
おん あきしゅびや うん
大日如来
おん あびらうんけん ばざらだどばん
虚空蔵菩薩
のうぼう あきゃしゃ ぎゃらばや おんあり きゃまり ぼり そわか


5.光明真言(こうみょうしんごん)

「おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」
「おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」
「 おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」と3回唱えます


6.回向文(えこうもん)

「願わくは此の功徳を以て、遍く一切に及ぼし、
ねがわくはこのくどくをもって、あまねくいっさいにおよぼし

我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜん。
われらとしゅじょうとみなともにぶつどうをじょうぜん」と唱える


7.合掌一礼

「ありがとうございます。」と述べ、一礼し大師堂へ




「次に大師堂」にお参りします

1.合掌礼拝(がっしょうれいはい)

胸の前で合掌し三礼し、
「うやうやしく み仏(ほとけ)を礼拝(れいはい)したてまつる」と唱えます


2.開経渇(かいぎょうげ)

*「仏様の教えに今ここで会うことができました」という意味があります。

「無上甚深微妙法(むじょうじんじんみみょうほう)
百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
願解如来真実義(がんげにょらいしんじつぎ)」と唱えます


3.般若心経(はんにゃしんぎょう)

「仏説摩訶般若波羅多心経
ぶっせつまかはんにゃはらみたしんぎょう

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
かんじざいぼさ ぎょうじんはんにゃはらみたじ

照見五薩蘊皆空 度一切苦厄舎利子 色不異空 空不異色
しょうけんごうんかいくどいっさいくやくしゃりししきふいくう くうふいしき

色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是
しきそくぜくう くうそくぜしき じゅうそうぎょうしき やくぶにょぜ

舎利子 是諸法空想 不生不滅 不垢不浄
しゃりし ぜしょほうくうそう ふしょうふめつ ふくふじょう

不増不減 是故空中無色 無受相行識 無眼耳鼻舌身意
ふぞうふげん ぜこくうじゅうむしき むじゅそうぎょうしき むげんにびぜっしんに

無色聲香味觸法 無眼界 乃至無意識界 無無明
むしきしょうこうみそくほう むげんかい ないしむいしきかい むむみょう

亦無無明盡 乃至無老死 亦無老死盡 無苦集滅道
やくむむみょうじん ないしむろうし やくむろうしじん むくしゅうめつどう

無智亦無得 以無所得故 菩提薩捶 依般若波羅蜜多故
むちやくむとく いむしょとっこ ぼだいさった えはんにゃはらみたこ

心無馨礙 無馨礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想
しんむけげ むけげこ むうくふ おんりいっさいてんどうむそう

究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多 故得阿耨多羅
くきょうねはん さんぜしょぶつ えはんにゃはらみた ことくあのくたら

三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神咒 是大明呪
さんみゃくさんぼだい こちはんにゃはらみた ぜだいじんしゅ ぜだいみょうしゅ

是無上咒 是無等等咒 能除一切苦 眞實不虚
ぜむじょうしゅ ぜむとうどうしゅ のうじょいっさいく しんじつふこ 

故説般若波羅蜜多咒
こせつはんにゃはらみたしゅ

即説咒曰 羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
そくせっしゅわつ ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい

菩提娑婆賀 般若心経
ぼじそわか はんにゃしんぎょう」と唱えます


4.光明真言(こうみょうしんごん)

「おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」
「おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」
「 おん あぼきゃ べいろうしゃのう まかぼだら
まに はんどま じんばら はらばりたや うん」と3回唱えます


5.御宝号(ごほうごう)

「南無大師遍照金剛なむだいしへんじょうこんごう」
「南無大師遍照金剛なむだいしへんじょうこんごう」
「南無大師遍照金剛なむだいしへんじょうこんごう」と3回唱えます


6.回向文(えこうもん)

「願わくは此の功徳を以て、遍く一切に及ぼし、
ねがわくはこのくどくをもって、あまねくいっさいにおよぼし

我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜん。
われらとしゅじょうとみなともにぶつどうをじょうぜん」と唱える


7.合掌一礼

「ありがとうございます。」と述べ、一礼し納経所へ

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