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■菅笠の種類 |
■素材で分けると、竹材か桧材(ひのき)の2種類があり、遍路用に
文字入りと文字なしがある。
■特徴
桧菅笠は軽く、値段も安い(約2千円)
網代笠は重いが丈夫である、しかし、価格が約2万円
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■菅笠(すげがさ)
巡拝用文字入り |
■菅笠(すげがさ)
桧材使用 |
■網代笠(あじろがさ)
竹の皮を網代に編んだ |
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■何を選ぶのか? |
■まず最初に考える
徒歩なら笠は必要になります。
ある徒歩遍路の会では傘(かさ)を使用禁止にされています。
雨の日なら笠をかぶり、雨合羽を着て歩くことを推奨しています。
車遍路ならかぶる必要もスペースもないことでしょう。
自転車などは風の影響がもろに出てくるので考える必要があります。
■笠の選択
笠の必要性は、強い日照りと雨を防ぐことです。
風の影響には、桧笠はペラペラであおられることもあり、網代笠の
方がしっかりと作られているので丈夫だと思います。
ただ、網代笠と桧笠を比べたら重量が全然違いますから
考えものだとも思います。
価格と効果などを考えて選択するといいのかなと思います。
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■遍路用文字 |
■迷故三界城(迷うが故に三界に城して)
悟故十方空(悟るが故に十方は空なり)
本来無東西(本来東西無し)
何処有南北(いずこに南北あらん)
同行二人(弘法大師と一緒)
凡字(弘法大師を表す)
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■笠の紐 |

▲買った時は、細い紐しか付いてこなかったので別途紐を購入する
手芸用品店で綿紐の太い物を購入した。
白でもよかったが、自分用にわかりやすいと思い、濃緑色にした。

▲凡字が正面にくるようにする

▲凡字の位置を確認し、耳が出るように紐を2本台座にしばる。
片方の紐に、あごにかける紐を結びつけ、最後に玉結びをつける
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■笠のかぶり方 |

▲托鉢しているおじさん(笑)に教えてもらいましたが、
頭に笠を乗せて、玉結びした先端を、もう片方の輪に通して、
あご下で、ねじる様に通すだけです。
けっして紐を結んでいるのではなかった…。
暑い日などはタオル等を頭にかぶり、その上から笠をかぶる感じに
なります。
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■笠について |
■修行の身
徒歩遍路の場合、お寺さんの前でも、巡拝の場合でも笠を取る
必要もなく、かぶりっぱなしでよいとされています。
ただし、納経などで履き物を脱ぐ様な場面では笠は外した方が
いいと思います。
■笠用ビニール
笠に何故ビニールが付いているのかわからなく?
笠は雨露をしのぎ、汗などの蒸発熱を発散させる働きもあります。
笠の補強目的なら柿渋などの方が有効だと思われます。
■傘は厳禁
知多四国の歩き遍路「寿詣る会」では雨傘は厳禁になっています
雨の場合、雨合羽を利用します
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