愛知札所巡り表紙 【小牧市郷中2-160-3】【0568-76-3469】
潤應山 龍徳寺【りゅうとくじ】
【潤應山】【竜徳寺】
【天台宗】【本尊/不動明王】
【西春北部大師5番】

【 本 堂 】

【 山 門 】
「てんぐ門」 昔々、龍徳寺の森の洞穴に「たん十」という名の狸が住んで
おった。
たん十は地蔵様に化けてお供え物を盗み、困らせておったそうな。
ある日、地蔵様に化けたたん十を見破った村人が「こらっ、どタヌキめ、
たん十だな」と叱りつけると、驚いたたん十は一目散にお寺の門に
逃げ込み洞窟に身を隠した。追いかけた村人は「たん十の悪さに
みんなが困っとる。なんとかしてちょう」と、お寺の和尚さんに相談した。
じっと話を聞いていた和尚さんは「お不動さんに拝んでみようか」と、
言うやいなやお堂のお不動さんに祈り始めた。一心不乱に祈っていると
お告げが届いた。「今度たん十が悪さをしたら、天狗を使いに出し
懲らしめてやろう」和尚さんはさっそく洞穴に向かい「こら こら たん十
今度化かすと天狗さんに怒られるぞ」と大きな声で言った。
「おっかないよう…」たん十は震えあがった。

しかし、それもつかの間。お正月が近づいたある日、村人が米を出し
合ってお寺で餅をついている様子を見て「ふふふ びっくりさせたるぞう」
と、グルグル、ゴロゴロもちうすを回した。
「わっ もちうすが勝手に回る、回るぞう」みんなが驚いてひっくりかえると
「うわっはっはっ、おれさまがしたんだぞ」たん十は大笑いした。
その晩、ドンドンとお寺の門を叩く音がした。「天狗じゃ、たん十を懲らし
めに参った。門を開けろ」地面が割れんばかりの大声に和尚さんは門を
開いた。天狗は風に乗って洞穴に向かうと真っ赤な顔をさらに赤くして
「いたずらものめ、もう揺るさんぞ」と大声をあげた。

たん十は恐ろしさのあまりブルブルと震え声も出ない。次の晩もドンドンと
門を叩く音がする「こりゃあ面倒じゃ また来るで、門は開いたまんまが
いいぞ」天狗の声が響いた。これを聞いた和尚さんはたん十のいる洞穴
に声をかけた。「たん十や、いたずらすると天狗さんが来るんだと 
いつでも天狗さんが通れるように、これからは門を開けっぱなしにして
おくでのう」

それ以来、龍徳寺の山門は閉められることがなく、「天狗の門」
別名「閉めずの門」と呼ばれるようになった。
龍徳寺では、たん十を懲らしめた天狗はお不動様の化身だったと
言い伝えられている。           -案内板-

【 不動堂 】

【 風 景 】

【 略 図 】

【 駐車場 】
寺駐車場

【 おぼえがき 】
【小牧不動】
【慶長年間(1596)安土】
【春日井野田密蔵院末寺】【天狗の門/閉めずの門】
【西春日井郡北里村大字市之久田字奥屋97】【市之久田】【郷中】
【郷中/ごうなか】

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