愛知札所巡り表紙 【岡崎市明大寺町馬場東】【安心院東】
 無相庵【むそうあん】
【観音堂】
【岡崎地蔵33番】【岡崎観音7番】

【 本 堂 】
【岡崎三十六地蔵第三十三番札所 地蔵尊縁起】
無相庵にお祀りするこの地蔵尊は、永く市内十王町の「十王堂」に安置
されていた。十王堂は町名の起源にもなっている由緒ある寺である。

その昔、岡崎が東海道五十三次の中でも屈指の宿場町として栄えて
いたころ、宿場中心の伝馬町に面する十王堂は、上り下りの旅人なども
含め、近隣近在からの参拝者で賑わっていた。ことにこの地蔵尊は、
咳に御利益あらたかとして「咳地蔵」と呼ばれ霊験をうたわれた。

明治の世になると宿場町もなくなり、寂しくなったが加えて前大戦の岡崎
空襲の際、十王堂も被災全焼、再建のめどもたたず廃寺となってしまった
この尊像も石造のため焼失は免れたものの、境内地は没収されて安置
の場所もなく、戦後の混乱の中、市内のとある石材店の軒先に仮住まい
の有様であった。

当時、伝馬町に住まいして、ながく地蔵尊に御縁をいただいた石田量三
は、昭和初年財界の第一線を退き、明大寺町地内に無相庵を結んで
隠棲していたが、たまたま通りすがりに尊像に再会、このままでは余りに
も勿体ないと、関係者と相語り、無相庵にお迎えすることとなった。

数ある市内の地蔵尊を網羅する岡崎三十六地蔵札所は天保五年
(1834)第一回の大法要を勤め、以来七年目ごとに大法要を営んできた
が、第十九回目に当る昭和四十二年の札所案内にもこの地蔵尊は、
第三十三番無相庵として載っている。

【 略 図 】

【 駐車場 】
駐車場はない

【 おぼえがき 】
【地蔵尊/咳地蔵/御利益】
【十王寺/十王町→無相庵】
【明大寺/明大寺町/みょうだいじちょう】

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